実際、ディレクターという業務は過酷だ。地味だ。辛い。
自分は悪くないのに頭を下げなくてはいけない場面も多いし、自己否定を繰り返すのはドMには
うってつけだが、ナチュラルボーン中間管理職みたいなもんだ。
新卒でディレクターになろうとする人達には感心さえする。あんなに辛いのに。
基本的にディレクターは褒められることが極端に少ない。褒められるために仕事をするわけでは
ないけれど、うまくいったら褒めてほしいってのが人情だろうがそれもさっぱりない。
普段はもう「おいこれどうなってんだ」「資料まだか」「仕様考えろ」「効果測定の結果早くだせ」
「バグってるぞ治せ」「表示おかしいぞ治せ」「それを考えるのがお前の仕事だろやり直し」とか
延々と言われるし、達成感を感じる時といったら数ヶ月かけてやっとローンチ出来た時くらい。
「自分が思い描くコンテンツを作れた時」が達成感を味わう瞬間かと勘違いされる
こともあるだろうけど、それは実は自分が作りたかったコンテンツなどではない。
自分が作りたいものを作れるのはエンジニアだけだ。
ディレクターは仕様を考えて、まとめて、進捗管理をし、完成を待つ。デバッグもするし、途中で
仕様変更もするし、おかしなところは調整する。だけど「自分が作りたいもの」ではない場合が多い。
よっぽど優秀でチームを引っ張る力があって社内的なポジションもあって、言うことを聞かせられる
ようなメンバーで構成すれば「自分が作りたいもの」にはなるだろうが、そんなことはほぼない。
出来上がったのは色んなものを調整し尽くした結果だ。
ディレクターブログには書けない後輩への個人的なメッセージ blog::941